「あんなに幼かったこの子が、もう卒園だなんて、、、」
桜の開花がはじまるこの3月は、卒園を迎える子どもの成長が嬉しく感じると同時に、これまでお世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えるシーズンでもあります。
特に、歩くこともままならない頃から、毎日たくさんの学びと愛情を注いできてくれた保育園の先生方には、本当に感謝しかありませんね。
- 「言葉が出るようになった!」
- 「1人でお着がえが出来た!」
保育園の先生と私たちは子どもの成長をともに喜び合う、いわば同志です。
だからこそ、これまでの感謝の気持ちを手紙に書いて伝えたい!と、思っている保護者も多いはずです。
しかし、お世話になった先生へのお礼の手紙は、どの様に書けばよいのでしょうか。
実は、感謝を手紙で伝えるには、書き方にポイントがあります。
ありがとうがしっかり伝わる、そしておもわず先生もウルっときちゃう、そんな素敵なお手紙の書き方をこれから紹介します。
【保育園の先生へお礼の手紙の書き方で大事な3つのポイント】
いざ、お手紙を書こうとすると、感謝したい事がたくさんあり過ぎてどう書けばよいか迷ってしまいますよね。
「思っている事をそのまま全部書いたら、結局なにが言いたいのか自分でもわからなくなってしまった」なんて事になると、せっかくのお手紙も台無しになってしまいます。
ありがとうが伝わる素敵なお手紙にするためのポイントは3つです。
- ポイント1.感謝の言葉は必ずいれる
- ポイント2.「好き」という言葉をいれる
- ポイント3.かわいい贈り物を同封する
では、それぞれのポイントについてお話していきます。
ポイント1,感謝の言葉は必ずいれる
お礼を伝えるお手紙で一番大切なポイントです。
保育園の先生方は、「保護者の代役」というとても大変で、そしてとても素晴らしいお仕事をされています。
日頃の感謝と労いの気持ちを込めて、「いつもありがとう」「先生方のおかげです」など、必ず感謝の言葉を入れるようにしましょう。
また、「○○先生だから安心して任せる事ができた」「初めての先生が○○先生で本当に良かった」など、“あなただから“という言葉を使うと、より感謝の気持ちに特別感が加わります。
”あなただったからよかった“という特別感を感じることで、先生は保護者に認められた・評価されたと実感する事ができる為、仕事へのモチベーションが上がります。
ポイント2,「好き」という言葉をいれる
子供たちからの「好き」という言葉は、毎日一緒に過ごしてきたとはいえ、やはり言ってもらえると嬉しいものです。
心理効果のひとつに、本人が直接好きだと伝えるより第三者から好きを伝えてもらうと、より「好き」が伝わりやすくなると言われる「ウィンザー効果」というものがあります。
「毎日先生に逢える保育園が大好きになりました」「○○先生はいつも優しくて好きだと話してくれます」など、保護者としての第三者的立場から「好き」を先生に伝える事で、より気持ちが届きます。
先生の顔が好き、先生の髪型がかわいくて好き、ピアノが上手な先生が好き、一緒にかけっこしてくれる先生が好き、とにかくどんなに小さな「好き」でも良いので、一度子どもに先生の好きなところを聞いてみましょう。
ポイント3,かわいい贈り物を同封する
贈り物と言っても、わざわざ買い物をしてまで用意すると言う事ではありません。
例えば、子どもが描いた先生の似顔絵やメッセージ、先生のためにつくった折り紙の花など、子どもからのプレゼントが手紙に同封されていると、先生はとても感激するのではないでしょうか。
白いA4用紙に好きなシールをただ貼り合わせたものだったとしても、それで良いのです。
なぜなら大事なのは「こどもが先生に創作したもの」だからです。
実際、保育士さんを対象に“貰って嬉しかった贈り物は?”という質問で、多くの保育士さんが“子供たちからの手書きメッセージ”だと答えています。
子どもから先生への可愛らしい贈り物がお手紙に同封されていたら、おもわず先生もウルっときてしまうのではないでしょうか。
【保育園の先生へお礼の手紙の例文】
では実際にポイントを押さえたうえで書いてみます。
『○○先生、〇年間本当にお世話になりました。
いつも△△に優しく接してくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
泣き虫だった△△が保育園を好きになれたのも、また無事卒園を迎える事ができるのも、○○先生のおかげです。本当にありがとうございました。
家でも保育園の話をしてくれるのですが、実はほとんどが○○先生の事でした。
ピアノがとっても上手なんだよとか、優しい○○先生が一番好きなんだよと
嬉しそうに話す△△をみて、この子の先生が○○先生で本当によかったなと思います。
これからもお身体大事になさってくださいね。
追伸:絵が好きな△△が、大好きな○○先生の似顔絵を描きました。同封しています。』
例文の解説
まず初めは、定番の文から書き出します。
次に、「いつも優しく接してくださり」や「先生のおかげです」といった感謝の言葉を、具体的な場面を含めながら感謝の気持ちを伝えます。
さらに保護者という第三者立場から“子どもは先生の事が大好きです”とより好きな気持ちを伝え、“先生が○○先生だったから良かった”と、特別感のある感謝の気持ちも添える。
また親からのお礼の文面を、労いの言葉で一旦終わらせていますが、保育士さんの多くが貰うと嬉しい、こどもの手書きの似顔絵(メッセージなども含む)を同封することで、心に残る特別なお手紙になっています。
【まとめ】
保育園の先生へ送る手紙で大切なことは、先生の心に残るようなお手紙にすることです。
毎日子どもを預かって、親の代わりに保育をしてくださった先生方には感謝でいっぱいですよね。
保護者から先生への感謝の気持ちにくわえて、子どもたちから先生への可愛らしいメッセージがあると、きっと心に残る素敵なお手紙になるのではないでしょうか。
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